工学会 会長
酒川 和男 
(昭和47年卒)

 予期せぬコロナ禍に見舞われた令和2年が終わり、令和3年を迎えました。皆さんにおかれましては、コロナに負けず、決意も新たに新年を迎えられたことと思います。

 工学会は日本大学農獣医学部 農業工学科(その後、生物資源科学部 生物環境工学科に改称)の卒業生により構成されている校友会組織で、昭和38年に創立され現在に至っております。昭和、平成、令和の3時代を経て、令和3年現在の会員数は8,000名に迫るまでの大きな規模に成長してきました。

 昨年の令和2年は、コロナ禍の影響を受けて、大学施設への立ち入りが禁止されたため、対面形式の授業が出来なくなり、殆どがオンライン形式で進められ、先生方はもとより学生の皆さんも戸惑いながらの学生生活を現在も続けておられるところです。
この様な状況のため、学部校友会はもとより工学会も大学施設への立ち入りが禁止されたため、対面形式による各種会議や総会・懇親会等のイベントの開催が全て中止せざるを得ない事態に追い込まれました。

 工学会は毎年10月スタートとして理事会及び事務局により事業計画を立て、予算を組んだ上で役員会、総会の承認を経て運営されています。
令和2年は対面形式での会議が開催出来ないことから、止むを得ない処置として書面審議形式により、理事会、役員会を開催して、決算案、事業計画、予算案の他、3年ごとの役員改選の年に当たりましたが、非常事態に直面したことにより混乱を避けるため、役員(期別幹事)の方々には再任をお願いし、理事についても同様とする議案をお諮りし、全員再任とすることで承認を頂きました。役員の皆様にはお手数をおかけしましたが、ご協力下さいましたことをこの場をお借りして感謝申し上げます。
 これを受け、私は引き続き会長として微力ながら務めて参りますので、ご支援、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 なお、詳細は不明ですが、令和5年度からのスタートを目指した学部の学科再編構想の検討が大学本部及び学部執行部で進められていることから、学科はもとより工学会もその存亡を含めた影響を前例からすると受けることは避けられない事態となってくることが想像されることもありますので、これらに対する対応策の検討も必要不可欠な事として現実なものとなってきます。
 このため、今後は会員の皆様への情報発信を強化して合意形成に向けた意見交換の場の構築が不可欠となってきますので、コロナ禍の影響を受けて対面形式の会議の開催が難しい中、会員相互の交流の場として、このホームページを活用した情報交換が出来るコーナーの設置に取り組み、会員の皆様のご期待に応えて行きたいと考えております。

最後になりましたが、工学会が皆様の心のオアシスとしての場であることを願い、皆様のご支援、ご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

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